111a ATCで使用する用語

111a ATCで使用する用語

ここに書いてあるすべての情報はVATSIMでフライトするためだけに使用します。実際のフライトでは使用しないでください。

一般用語

"Roger"
送信をすべて受信したということを意味する。なおATCで使う場合には"Yes"という意味では決して使わないこと。

離陸に際して

"Request ATC clearance"
パイロットが管制官にIFRクリアランスを要求することを意味する。

Tokyo Delivery, Japanair 1801. Request ATC clearance to Kumamoto, Flight level 300.


"Re-send flightplan"
管制官がパイロットにフライトプランの再送信を要求することを意味する。ネットワークの状態によりフライトプランが正しく送信されないことがままある。

"Stanby for clearance"
クリアランスを与えるまで待機しなさいということを意味する。準備が出来たらクリアランスが言い渡される。

All Nippon 642, stanby for clearance.


"Ready to copy?"
パイロットがクリアランスを要求した後、管制官から言われる。パイロットにクリアランスのコピーの準備ができたかどうかを確認するときに言われる。

Skymark 703, clearance. Ready to copy?


"Cleared to ..."
管制官がクリアランスを言うときはこの用語からはじまる。大抵"Cleared to"に続いて目的空港が言い渡される。なおホールディングが予め予想される場合は"Cleared to"に続いてフィックスなどが言われることもある。

Japanair 1801, Cleared to Kumamoto airport via ...


"Flight planned route"
パイロットによって送信されたフライトプランがそのまま承認された場合は、この用語で残りのルートの部分が省略される。

... via RINDO 2 deperture OITA transition then flight planned route.


"Squawk [code]"
管制が航空機を特定するために割り振る番号。スコーク。トランスポンダに設定すること。

... Squawk 1301.


"maintain VMC"
パイロットがIFRクリアランスを待てない場合に、ある地点までVMCを維持しながら上昇させる場合に管制官から発出されることがある。

ATC clears Commuter 3760 to Kagoshima airport via direct KINKO, flight planned route. maintain 10000 and maintain VMC until past KINKO.


"Line up and wait"
離陸するときに当該滑走路に進入して待機すること。以前は"Taxi into position and hold."と言われていた。

Skymark 703, Runway 34R, line up and wait.


"Depart"
離陸を意味するが、"Takeoff"は離陸許可以外に使用されず、また混同を防ぐために"Depart"が使われることがある。

.. Departing runway 25 ...


"Taxi to holding point runway [number] via ..."
タクシーする際の目的地とその途中の経路が言われる。なお途中滑走路をまたぐような経路を言われた場合、日本では別に滑走路横断の許可が必要となる。この扱いは国ごとに異なるため、VATSIMの各支部のウェブサイトをチェックすること。

All Nippon 642, taxi to holding point runway 07, via Papa, Tango-1.


"Backtrack runway [number]"
滑走路上を逆方向に進む際に使用されることがある。"Taxi down to runway [number]"が使われることもある。

"Can you accept an immediate takeoff, runway [number]?"
パイロットに離陸許可を受けたらすぐに離陸することを聞く場合に使われる。もしできなければ"Nagative"と返答する。

"Runway [number], cleared for immediate takeoff"
トラフィックの関係上などで迅速に離陸させなければならないときに使われる。もしシステムのセットアップなどでそれができない場合は管制官にその旨を連絡し、滑走路の手前で待機する。

Skymark 703, wind 330 at 12 knots, runway 34R, cleared for immediate takeoff.


"Runway [number], cleared for takeoff"
離陸許可を意味する。大体30秒以内に離陸するが、特に焦る必要もない。

Japanair 1801, wind 310 at 5 knots, runway 34R, cleared for takeoff.


"Runway [number], runway is clear"
レディオ空港で発出され、離着陸に際して滑走路に障害となるものがないときに言われる。離着陸の判断はパイロットが行う。

"Obstruction not reported on runway"
リモート空港で発出され、離着陸に際して滑走路上に報告された障害物が特にない場合に言われる。なお離着陸の判断はレディオ空港同様、パイロットが行う。
 

フライト中

"Radar contact"
管制官がレーダ画面であなたの機影を確認したときに発する用語。なおこの用語が管制官より発せられた後はパイロットはノンレーダ時のように位置通報をする必要はない。管制官は正しくパイロットを識別できたかどうかを、表示高度とパイロットから報告された高度を比べる必要がある。なおパイロットはデリバリー、タワー、グランド以外の管制官に最初に交信を行うときは、高度を必ず報告する。

Tokyo departure, Japanair 1801, airborne. Leaving 1500 for 10000.

Japanair 1801, Tokyo departure, radar contact.


"Squawk normal"
トランスポンダをノーマルモード(モードC)にするときに使われる用語。

"Squawk standby"
トランスポンダをスタンバイにするときに使われる用語。

"Squawk Ident"
トランスポンダの"Ident"ボタンを押すときに使われる用語。

"Recycle [code]"
スコークを指示されたコードに再設定をするときに使われる用語。

"(climb and / desced and) maintain [altitude]"
高度を指示される際に使われる用語。なお特に指示がない場合は指示されたらすぐに指定された高度に上昇/降下を行う。

Commuter 3760, climb and maintain 10000.


"(climb and / desced and) maintain [altitude] at pilot's discretion"
高度を指示される際に使われる用語。ただし"at pilot's discretion"と付加された場合は、上昇/降下のタイミングおよび降下率の調整がパイロットに任せられる。なお上昇/降下を開始する場合はパイロットから報告することが望ましい。また上昇/降下して通過した高度を再度通ること(降下/上昇して)は行ってはならない。

Commuter 3760, descend and maintain 6000 at pilot's discretion.


"Cross [fix] at (or above / or below) [altitude]"
"(Descend / Climb) to reach [altitude] by [fix]"
指示されたフィックスを指定された高度で通過するように指示する際に使われる用語。

Japanair 1801, descned and maintain 10000, cross ASONO at 12000.

Japanair 1801, descend to reach 12000 by ASONO.


"Cleared to [fix] via [STAR name]"
指定されたSTAR経由で指示されたフィックスまでの飛行が許可される際に使用される用語。

"Report Altitude"
高度を要求するときに使用される用語。受信したらパイロットは高度を報告する。なおこの用語が発せられるときは、大概パイロットがイニシャルコンタクトで高度の報告を忘れたか、高度計のQNHの設定がおかしいときである。

"Fly heading [heading]"
指示された方位に機首を向けるときに使用される用語。左旋回か右旋回かはそのときの方位から近い方向を取ることになる。

Commuter 3760, fly heading 050 for vector to final approach course.


"Turn (left / right) heading [heading]"
指定された方向および方位に機首を向けるときに使用される。左旋回、右旋回まで指示されるので間違えないこと。

All nippon 642, turn left heading 060.


"Turn (left / right) [number] degree"
指定された度数だけ機首を左もしくは右に向けるときに使用される。なお正しい復唱は"Turn (left / right) [number] degree, [callsign]."となる。

"Report heading"
方位を要求するときに使用される用語。そのときの機首の方位を報告する。

"Increase rate of descend"
降下率を増加させるときに使用される用語。

"Maintain Mach [number] (or greater / or less)"
速度をマックナンバーで指示される際に使用される用語。

Skymark 703, maintain mach point 80.


"(Maintain / Increase speed / Reduce speed) [number] knots (or greater / or less)"
速度をIAS(指示対気速度)で指示される際に使用される用語。

Japanair 1801, maintain 250 knots or less.


"Maintain maximum safe speed"
安全に運用できる最高速度の維持を指示される際に使用される用語。

"Reduce to minimum clean speed"
フラップやスポイラーを展開しないで維持できる最低速度への減速を指示される際に使用される用語。

"Recude to minimum appraoch speed"
フラップなどを使用して維持できる最低進入速度への減速を指示される際に使用される用語。

"Resume normal speed"
速度調整の必要がなくなった際に発出される用語。発出後の速度はパイロットに任せられる。
速度調整はアプローチ許可が発出されたら自動的に解除される。なおアプローチ許可が発出された後にさらに速度調整が行われる場合は、その終了地点が明示され、その地点まで来たら自動的に解除となる。

"Report airport insight"
視認進入(ビジュアルアプローチ)に際し、パイロットに空港の目視が出来たら報告させるときに使用される用語。

Japanair 1801, airport 10 o'clock 12 miles, report airport insight.


"Visual approach"
視認進入(ビジュアルアプローチ)。空港のトラフィックパターンまでレーダ誘導がなされ、その後は空港を視認しながら進入する。気象条件が良好な場合で管制官のワークロードを減らしたり、航空機がフライトを早く終了させる場合に使われる。

"ILS approach"
ローカライザーおよびグライドスロープを受信しながら精密進入を行う計器進入方式。

"VOR approach"
非精密進入の一つでVORを使った計器進入方式。

"VOR/DME approach"
非精密進入の一つでVORおよびDMEを使った計器進入方式。

"ADF approach"
非精密進入の一つでADF(NDB)を使った計器進入方式。

"RNAV approach"
非精密進入の一つでGPSを使った計器進入方式。最近日本で導入が進んでいる。

"Runway [number], cleared to land"
指定された滑走路への着陸許可を意味する。

Japanair 1801, runway 07, cleared to land. wind 080 at 2.


"Go around"
ゴーアラウンドの指示もしくは実行するときに使う用語。なお計器進入方式で進入した場合は、進入復行点までにゴーアランドを行う場合はそのままミストアプローチを実施する。進入復行点を過ぎた後もしくはサークリング中にゴーアラウンドを実行した場合はミストアプローチは適用されないため、管制官に指示を要求する。

Kumamoto tower, Japanair 1801, go around. Request left downwind.

Kumamoto tower, Japanair 1801, go around. Request radar vector to final.


"Wind [direction] at [speed]"
風の情報を通報するときに使用される用語。

"QNH [setting]"
QNH値を通報する際に使用される用語。なお大抵単位はinHgである。遷移高度とはQNHからQNE(29.92inHg)へ移行する高度のことであり、日本国内は14000ftである。

"QNE [setting]"
QNE値を通報する際に使用される用語。日本国内では使用されず、ロシアなどで使われる。

"Rader service terminated"
管制官がレーダサービスの終了を宣言するときに使用される用語。ただしこの用語だけなら管制サービスは引き続き行われるので、勝手に周波数を変えないこと。

"Frequency change approved"
周波数変更の許可が発出される際に使用される用語。この用語が発出されない限り、勝手に周波数を変更しないこと。なおこの後はUNICOM(122.8MHz)に変更すること。またVFRで飛んでいて、管制空域内(例えばコントロールなど)である場合は、その周波数を聴取するのが望ましい。

"Request radar (traffic) advisory"
VFRで飛行している場合に、レーダサービスを受けるときに使用する用語。このときスコークが割り当てられる。

Kumamoto apporoach, JA815C, 10500ft, VFR.

JA815C, Kumamoto approach, go ahead.

Kumamoto approach, JA815C, 25 miles southwest of Kumamoto VOR. Request radar traffic advisory.


"Cancel IFR"
IFRを解除する際に使用する用語。例えばレディオ空港へのアプローチで気象条件が良く、計器進入ではなくVFRで飛行する際などに使用される。

Fukuoka control, Commuter 3761, cancel IFR.


"Turn (left / right) at [point]"
着陸した後、指示された誘導路を使って滑走路から出る指示が発出される際に使用される用語。

Japanair 1801, turn right T-5.


"Break"
管制官がメッセージの区切りを示す際に使用する用語。この後に続く指示は別の航空機に対する指示となるので、この言葉を聞いたらその区切りに注意しましょう。なお管制官が忙しい場合に区切りを示す場合は"Break break"を使用することもある。

"Standby"
管制官がパイロットに対してその要求に対する答えを出すのに待たせるときに使用する用語。パイロットはこの用語については静寂を持って応答します。なお"Standby"が言われた数分経過した場合で、管制官が忙しくないと思われるときは、管制官を再度呼び出してみてください。

"Readback"
管制官がパイロットに復唱を要求する際に使用する用語です。
 

周波数の切替

"Contact [atc] [frequency]"
パイロットに対し次の管制官に周波数の切替を要求するときに使用される用語です。指示されたら次の周波数に切替え、交信を行う。ただし新しい周波数で交信を開始する前には、きちんとその周波数を聴取しましょう。

Japanair 1801, contact ground 121.8.