121e 出発クリアランスとUNICOM

121e 出発クリアランスとUNICOM

ここに書いてあるすべての情報はVATSIMでフライトするためだけに使用します。実際のフライトでは使用しないでください。

IFRでフライトをするときの最初の手順は、適切な管制官からIFRクリアランスをもらうことです。これは恐らくクリアランスデリバリー管制官(DEL)になりますが、DELがいない場合は、それより上の管制官がその役目を引き受けます。クリアランスを呼ぶことは新人パイロットにとってしばしば混乱します。どの管制官がオンラインか知るためにあなたの接続ソフトウェア(SB3, FSInn)、VATSIMの'Who's On Line'ページ、ServInfoもしくはWhazzupを使いましょう。あなたのいる空港のクリアランスデリバリー管制官からはじめ、周波数を合わせましょう。あなたはクリアランスをリクエストします。もし出発空港でそのポジションがいなければ、次の順で管制官を探しましょう。
 

  • クリアランスデリバリー管制官(XXX_DEL)
  • グランド管制官(XXX_GND)
  • タワー管制官(XXX_TWR)
  • デパーチャー管制官(XXX_DEP)
  • アプローチ管制官(XXX_APP)
  • コントロール管制官(XXX_CTR)


クリアランスが出されるとき、管制官はそのルートと要求された高度をチェックし、ローカルルールや他のトラフィックの流れに適応するための調整を行いま す。フライトプランであなたが要求したルートと高度は、やむを得ず許可をもらったルートと高度とは違うことがあります。管制官から与えられるルートに注意 すると共に、もしどのように行けばいいか確かでないときは、先に進む前に管制官に確認してください。VFRでの出発はあなたが出発するときにそこの空港で どんな管制サービスが行われているかに依りますが、出発のための特別なクリアランスは必要でないこともあります。(離陸許可などが不必要という訳ではな く、単にIFRのようなクリアランスがいらないだけです。)もし大きな空港を出発するときは、管制との交信が必要になるでしょう。間違えないためにルー刈 るルールをチェックして、尋ねましょう。

あなたが飛ぼうとしているFIRや管制区に誰も管制官がいないときは、UNICOMを使いましょ う。クリアランスは必要ありません。122.80MHzに合わせて、衝突の防止や使用滑走路を調整するために他のパイロットと直接連絡をとりましょう。も しその空域に自分しかいないと思われるときには、基本的なUNICOMコールを保つか、特にアナウンスをしないかとなります。その空域に誰もいないため、 時々ブラインドコールになることがあります。もし地上に他のトラフィックがいるならば、あなたがタクシーを開始することやどの滑走路から出発をするのかを アドバイスしてください。出発の準備ができて、その空域にトラフィックが(特にそのトラフィックが10000ft未満に)いるとき、テキストで情報を提供 します。
"AAL327 Denver traffic MD80 departing runway 25, IFR to the west"

ま た他のトラフィックのため、TCASやコックピットからの外の様子を監視しましょう。衝突を防止するために必要な動作は何でも行うべきです。VATSIM の他のメンバーを尊敬し、誰かのその日をぶちこわしにしないようにしましょう。UNICOMチャンネル122.80MHzでテキストを使って交信しましょ う。音声を使うと、すべてのパイロットがその送信を受信できない恐れがあります。
FSInnでは音声によるUNICOM機能を提供していますが、SB3は非対応です。必ずテキストを使いましょう。

交信は簡潔に行いましょう。ただしあなたの周りにいるトラフィックがあなたの意図を知ることが出来るようにしてください。あなたのコールサイン、航空機の 種類、よく知られた地点やどの空港にいるのか、高度やその意図をアドバイスしてください。もし上昇・降下を行うなら、目標高度を情報に含んでください。
"Orlando traffic, American three-two-seven, MD80 at 3000 turning 10 mile final runway 18R"

VFRフライトでは、よく知られたランドマークを使うことも出来ます。

122.80 でアナウンスをするとき、非常に離れた場所からも聞くことができることを覚えておいてください。誰でもあなたのメッセージを理解でき、関係づけられるため に、あなたがどの空港に向けているのか、航空機の種類、位置、高度や意図を必ず言いましょう。単に"ready to land"や"NY traffic here I come"では誰に対しても有益な情報ではありません。それではあなたがどこにいて、どこへ行こうとしているのを知る手かがりを得られません。役に立つア ナウンスは"KEWR traffic 737 10mi SW at 3000 landing straight in runway 4R"のような感じになります。有益になり得る音声でのUNICOMもありますが、多くのパイロットは音声を使わずに飛んでいるものとして、テキストで UNICOMメッセージを作るべきです。

フライトを続けている間、あなたが飛んでいる区域の開いている管制官をSquawkBoxなどで チェックしましょう。もし管制官がオンラインになって、その空域の中であなたを監視しているときには、交信を始めるためにテキストでアナウンスが大抵やっ てきます。もし適当な時間以内に応答するのにしくじると、管制官は不機嫌になることでしょう。