空域

空域

ここに書いてあるすべての情報はVATSIMでフライトするためだけに使用します。実際のフライトでは使用しないでください。

空域の種類

日本国内およびその周辺は福岡FIR(Flight information region)に属しています。一方でさらにこの空域はクラスA、C、D、E、Gに分かれます。

クラスA(図中赤)
FL290以上の全空域
洋上管制区の20000ft以上
→IFR機のみ飛行可能
→すべてのIFR機間に管制間隔が設定

クラスC(図中紫)
特別管制空域C(千歳、三沢、仙台、成田、東京、東海、中部、名古屋、大阪、関西、神戸、高松、福岡、宮崎、鹿児島)
→VFR機は飛行許可が必要。
→すべてのIFR機間およびVFR機とIFR機間に管制間隔が設定

クラスD(図中緑)
管制圏(原則、飛行場より5nm、地上より3000フィートの範囲)
→3000ft以下はタービン機200kt、ピストン機160kt以下の速度制限あり
→すべてのIFR機間に管制間隔が設定

クラスE(図中橙)
情報圏
進入管制区(アプローチ)
洋上管制区の20000ft未満
航空交通管制区のFL290未満
→すべてのIFR機間に管制間隔が設定
→進入管制区で10000ft以下は250ktの速度制限あり

クラスG(図中灰)
上記以外の空域

なお航空交通管制区はQNH適用エリアで、上記の図のようにクラスGや管制圏、情報圏、進入管制区以外の部分です。原則としてクラスGが非管制空域、それ以外は管制空域となります。VATSIMでのフライトは管制空域内に絡むフライトを行うことになるでしょうから、管制官へのコンタクトが必要です。

VACC

日本が担当する福岡FIRは下記の4つのVACC(Virtual area control center)と洋上管制区となります。
それぞれ…

  • RJTG_CTR(Tokyo Control)
  • RJCG_CTR(Sapporo Control)
  • RJDG_CTR(Fukuoka Control)
  • RORG_CTR(Naha Control)
  • RJTG_FSS

となります。

 

管制種別による飛行場の種類

日本には多くの飛行場があります。ほとんどすべての飛行場においてATCを受けられます。ではどういった種類があるのでしょうか?

  1.  「アプローチ」のある飛行場(ターミナルレーダー管制が受けられる飛行場)
  2. 「タワー」のある飛行場
  3. 「レディオ」のある飛行場
  4. 「リモート」のある飛行場
  5. その他


原則としてこの4種類のどれかに当てはまることとなります。「アプローチ」「タワー」は管制官が管制を行います。一方で「レディオ」「リモート」では情報官が情報を航空機に提供し、また管制の中継を行います。なお「リモート」はその空港に情報官はおらず、遠隔で運用されています。なお「その他」ではフライトサービスが情報提供を行っている飛行場があります。VATSIMでは「レディオ」や「リモート」と同様に扱えばよいでしょう。

では国内の割当がどうなっているのかを見てみましょう。(自衛隊基地は除外)

  • アプローチ
    出雲(美保)、大分、大阪(関西)、岡山(高松)、鹿児島、関西、熊本、高知、神戸、小松、下地島、新千歳、仙台、高松、中部セントレア、東京、徳島、長崎、名古屋、那覇(沖縄)、成田、新潟、函館、三沢、広島、福岡、松山(岩国)、美保、宮古、宮崎、北九州(築城)、山口宇部(築城)
     
  • タワー
    青森、旭川、石垣、大分、大阪、岡山、帯広、鹿児島、関西、北九州、釧路、熊本、高知、神戸、札幌、下地島、新千歳、仙台、高松、中部セントレア、東京、徳島、富山、長崎、名古屋、那覇、成田、新潟、函館、広島、福岡、松山、三沢、美保、宮古、宮崎、女満別
     
  • レディオ
    奄美、出雲、石見、大館、大島、佐賀、庄内、種子島、対馬、鳥取、中標津、南紀白浜、能登、八丈島、花巻、福江、福島、松本、山形、山口宇部、稚内
     
  • リモート
    粟国、壱岐、隠岐、沖永良部、奥尻、喜界、北大東、久米島、佐渡、多良間、徳之島、波照間、福井、南大東、紋別、屋久島、与那国、与論、利尻、礼文
     
  • フライトサービス
    調布、天草、但馬、広島西